ブログ担当者のあれやこれやで、6月以来3か月ぶりの更新になってしまいました。9月の半ばにもなれば、お仲間の中には、2点目3点目に着手している方もいます。そこでお仲間の制作過程を振り返って見たいと思います。
初めに紹介するのは、今年考古館からお借りした土器の一つです。
素文内湾口縁深鉢(井戸尻Ⅰ式) 井戸尻遺跡4号住居址出土
![画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: db8bed75ee151a9dc49ed13d1f5994f7-2-712x1024.jpg](http://hotkein.wp.xdomain.jp/wp-content/uploads/2023/09/image.jpeg)
素文で内湾する口縁には、尖峰状の突起が一つつけられている。尖峰状の突起には環形や三叉文がしるされ、円い穴は深くくぼんでいる。口縁の下には傘状の凸帯がめぐり、そこから凸線が、あるものは垂れ下がるように、あるものは「し」の字を描くようにつけられている。胴部の地文は半截竹管による条線や縄文がつけられている。器形・文様ともにこの時期に特徴的な煮炊き用の土器。
土器の説明は、井戸尻考古館学芸員の平澤さんにお願いしました。それでは、この土器の制作をしたお仲間の足跡をたどってみましょう。
![](http://hotkein.wp.xdomain.jp/wp-content/uploads/2023/09/8122173b8662963f854abeaaded977c4-1024x812.jpg)
![](http://hotkein.wp.xdomain.jp/wp-content/uploads/2023/09/e5255b3fed8bbd133e3ac99f1ff0f66c-1024x833.jpg)
左IMさんは3回目、右TKさんは1回目です。この土器の形の特徴は下部のくびれ方、二人ともピッとよくできています。(6/13)
![](http://hotkein.wp.xdomain.jp/wp-content/uploads/2023/09/a8ca6e827e805a24c826416495113ede-1024x731.jpg)
![](http://hotkein.wp.xdomain.jp/wp-content/uploads/2023/09/33106f2503aa774641f1bc85ef00b9c3-1024x832.jpg)
THさんも上まで積みあがりました。IMさんは一歩進んで模様を入れ始めています(6/19,20)
![](http://hotkein.wp.xdomain.jp/wp-content/uploads/2023/09/6328c44c5450bcbd4ab4168a61234568-1024x891.jpg)
![](http://hotkein.wp.xdomain.jp/wp-content/uploads/2023/09/3cf40cb9851db9b5e1f18499148ddcae-1024x819.jpg)
![](http://hotkein.wp.xdomain.jp/wp-content/uploads/2023/09/f67f3d587d8770a978c924af84829ef7-1024x754.jpg)
![](http://hotkein.wp.xdomain.jp/wp-content/uploads/2023/09/9cc779630197af06a883ee0fc8b9369d-1024x786.jpg)
模様を入れ始めると”目の色が変わる”?一つ一つの模様を追っていくのは時間がかかります。でも、楽しいものです。6月終わりころから7月いっぱいかかっていたでしょうか?
![](http://hotkein.wp.xdomain.jp/wp-content/uploads/2023/09/e5db6d4b8389da5d60a48dee85ef283e-1-1024x805.jpg)
7月25日に完成した「素文内湾口縁深鉢」高さも、40cm以上あるので大作です。お疲れ様😁