はすのかたく取り

ご無沙汰しているうちに、ここ富士見ではすっかり秋も深まってきました。散歩をしていると、木々の葉は少しずつ色づき、ヤマグリがたくさん落ちています。とげに囲まれた栗の実は、林の中の動物が割って食べているようで、きれいにイガを割って実を出しているようです。痛くないのかな?

そんな秋の一日、昨日ははすのかたく取りを行いました。秋晴れの気持ちの良い日でした。

はすのかたくとは、にょきにょきと葉の間に出ているものです。

それを‥‥‥

はす田の中に胴長靴を履いて入り、取ってきました(結構過酷!足が抜けないとか、ころんじゃうとか)

何に使うのか?お楽しみに。穴の中から顔を出しているもの、それこそがはすの実です。まだ青く、柔らかいうちは食べられますが、この季節だと固くなっているものが多いですね。

はすの茎にはかたくにあいた穴の数だけ穴が開いていて、それは、地下の蓮根にまでつながっています。蓮根の穴はそこから始まっているのですね。葉にも穴が開いています。葉の中心部に穴をあけて茎をストロー代わりにお酒を飲む、像鼻杯と言われ、ハスの香りがうつったお酒が絶品です。葉は乾燥して近年、人気のはすの葉茶もできます。また、茎から出る微かな繊維で糸を作っている方もいるようです。はすは、お釈迦様の台座を仰せつかっている植物だけに、利用価値の高い高貴な植物なのですね。

お仲間と一緒に和気あいあいと久しぶりの野外活動をして、高校生(?)の修学旅行のように記念撮影をして、楽しい時間でした。

追伸:こんなサイトを見つけました。はすのことが詳しく出てます。

「ハスの花の中ってどんな感じ? 不思議な花托や雄しべや雌しべ」https://pino330.com/archives/6764