土器制作 道具に注目

今回は土器作りでよく使う道具をご紹介します。

竹を割って作る竹管です。筋を付けるのに使います。二本の線が引かれた断面は中央部が高いかまぼこ状になります。文様によく使われ、幅も多種で、その都度手作りが可能です。

竹串でも線を引いていくことができます。上下と横の線は半切竹管を使って描いた線です。

ちょっと小さくてわかりにくいのですが、縄を転がして縄文を付けています。縄の太さ、より方など多彩です。

杉板で表面をしめています。輪積みで積んだ粘土(下の画像を参照)をならすとき、この杉板が重宝します。

道具ではないのですが、作ったさくひんに彩色を施しています。ベンガラと白色土、どちらも自然素材の色彩です。

おまけ

お題が粘土  粘土とかけて日本の政策 と解く

その心は よく練って作り上げてほしいものです。

孤独 仲間 連帯感 ほのおの会

今年のほのおの会も、活動開始から1か月が過ぎ、そろそろ、作品ができている仲間もいます。普段、作品を作って行く過程は孤独です。土器と向き合って形を読み取り、模様を読み取りつつ仕上げていきます。誰も手伝ってはくれません(先生は別です。先生の魔法の手はしばしば、我々を助けてくれますが)

でも、それだけでは行き詰ってしまいます。そこで、仲間との語らい、それが気分転換になっています。土器の事、時事解説、町の事、自分の事などなど。

土器については「ここはどうする?どうやった?」とか、「いいじゃない、良くなった」とか、「ここから見るとちょっと右が‥」とか、「この土器すごいね」とかいろいろな話題で盛り上がります。

仲間たちがいるから、貴重な至福の時が生まれます。