エピローグからプロローグへ

作品の集大成である野焼きを終えて終了したかに見えた今年の活動でしたが、来年に向けての序章「粘土作り」を忘れてはなりません。今年は13人の会員以外に、賛助会員の方たちも多く作品作りに励んだので、100kg以上の粘土を使い、在庫0状態になりました。頑張って粘土を作らねばと、先週今週、火水の4日間、皆で精を出してやりましたよ、粘土作り。

前回のブログでもお伝えしましたが、石取り作業です。石があると機会に挟まり停止してしまうため、細心の注意で石を除去すべく、土をおせんべい状態にしていきます。

ここでは、土・砂・少量の陶土を軽く混ぜ合わせています。砂は土に対して2割ほど陶土はほんの少しちぎった感じで入れています。

混ぜた土を機械に投入です。土の様子、機械の動き具合を見ながら、水も足していきます。

粘土が出てきましたよ。粘り気がしっかりついた粘土のようですね。

水分の蒸発を考えて、1kg強づつ袋詰めしました。並んだ並んだ、何と160kgの粘土が完成しました。ゆとりろ地下の室で静かに眠り、熟成して、来年の幕開けを飾ってもらいましょう。おやすみなさい。

おまけ:収穫祭に出店しました。創作土器やドライなはすの花托、花炭など販売しましたが、待っていましたと言ってくださる方もいて、大変うれしかったです。

2022年10月12日 野焼き

前日の11日は、こんな夕焼けが西の空に見えていて、明日の天気は大丈夫と確信しました。

当日12日の朝は、こんな朝焼けでした。朝焼けは雨になる??とちょっと心配でしたが、寒くなく、暑くなく、絶好の野焼き日和になりました。いつもの手順に沿って、まずは焚火をして燠を作ります。

その間、さらなる乾燥と温めのために、土器を周囲に並べます。

燠を広げて土器を並べて行きます

しばらくいぶして、頭のてっぺんまで黒く煤けさせます。

これくらい黒く色変わりしたら、いよいよ、本格的に炎の中に包み、焼きます。

焼きあがりました

それと並行して、別のミッションも遂行中。「古代米と汁ものの縄文調理」です。縄文土器は原則、調理器具であり器でありと生活道具だったのです。お皿とお椀は竹で作りました。

そんなこんなで、今年の野焼きも、事故もなく(人の事故ですが)無事終わりました。感謝です。

追伸:今年は甲斐駒が雲に隠れて姿を現してくれませんでした。だから‥‥‥

サングラス、帽子、覆面、皮手袋、これは野焼きの定番衣装です。

来年の干支 うさぎ流行り

今年も、なんだかんだと10月に入り、ほのおの会の制作活動も来週の野焼きを残すのみになりました。大きな作品作りが一段落したお仲間も多く、小物づくりや粘土作りの準備などをしています。お仲間の作った、「うさぎ」の数々。癒されてください。

「どんなお化粧をしてくれるの?」   「結構気に入ったよ、ありがとう」

「あなた、まだお化粧してもらってないの?素敵に色を塗ってもらってね」

「おなかがくすぐったい!」       「お耳がいい気持ち!」

うさぎの声が聞こえてくるようなかわいい作品たちです。

追伸:こちらは粘土作りの準備中。粘土質の土をおせんべいのように薄くして石を取り除く作業、もくもくとやってます。

さあ、12日の野焼きを楽しみに、良いお天気になあれ!