土器つくりの様子をご紹介します

6月から10月まで(原則)の毎週火曜日と水曜日に富士見町の「ゆとりろ」という施設を借りて、制作しています。週二回、先生が来てくれますので、会員は都合に合わせて参加しています。

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制作する土器は、井戸尻考古館の土器が多いのですが、気に入っている日本全国の縄文土器を探してきて図版と先生のアドバイスで作ってみたり、土偶だったり、時代は下って埴輪だったり、多種多様、作ってみたいものに挑戦しています。また、インテリアとして使えるものを縄文風(?)にアレンジしたアイディア作品もあります。どの作品も使用粘土は地元の粘土質の土と河原から集めてきた砂を混ぜて手作りしたものを使います。他のものは混ぜませんので、縄文人が使っていたのと同じ粘土だと言えます。

 

今年の土器、まずは3点です

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こんもりした丸い形の胴に両把手と盛り上がりがかわいらしく付いています。模様も繊細に入っていて作者の几帳面さが表れている土器です。

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縁に4本の爬虫類の頭のような突起物が出ています。縁の処理の仕方、線の入れ方、突起物の付け方とどれをとっても美しく整った土器です。底は抜けていて、元は蒸し器型の土器だったと思われます。

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胴部に付いた雲のような突起物が面白いです。大胆な作り方をする作者だったのではないかと想像できます。

今年はとりあえず、この3点をお借りしています。その他に、神像土器、昨年作った土器のリベンジ、飼っている犬の埴輪とそれぞれ思い思いに作り始めています。1年ぶりの粘土の感触を楽しみながら。

 

ほのおの会を紹介します

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野焼きの風景1

長野県の中東部、山梨県に接する富士見町は井戸尻遺跡、藤内遺跡をはじめ多くの縄文遺跡が発掘されています。5千年ほど前には、確かに縄文人が住んでいたという痕跡が残るこの地で、20年ほど前から町内の有志は地元の土と砂で粘土を作り、縄文人に習って土器を作るサークルを始めました。その活動を紹介するブログです。縄文時代と接する楽しさを満喫している我々の活動をご覧ください。