仲間たち」カテゴリーアーカイブ

お顔 おかお Okao

土器作りサークルであるほのおの会ではありますが、個性豊かにいろいろなものを作っているというお話は以前していたと思います。今年も、土器土偶だけでなく、埴輪やオリジナル作品に挑戦している仲間もいます。その中で、今回は「かお」に注目したいと思います。

これは、ご存知「トトロ」 どうです、この可愛さ♡

これは埴輪の顔、進行形の顔 なのです。そして、完成の顔

お目目が二つとも、ぱっちり、すっきりあきました。美人系のおかおです。

つぶらな瞳と言えば、この埴輪馬の目!

これこれ、シーサーの「あ、うん」のご夫婦目。「悪いことは見過ごさないぞ

という、決意が見て取れませんか?

と、言うように、作り手が個性的なら、作品も個性的、の一言に尽きますね

そろそろ、みなさんのってきましたよ!

3週目に入りました。もうすでに作品を作り上げた人もいれば、今日から始めた人もいます。まず、前回、お約束した牛さん埴輪のご紹介。表面からも裏面からも、かわいいの一言です。

どうですか、かわいいでしょ❓

左から右になる。上はまだ隠されている。何かな?

左は壺かな?? 右は神像土器を作っている仲間です

同じ土器を作っている二人の懇談です。ああだ、こうだ。

追伸:癒しのりゅうちゃん

活動2週目

この2週間で、4回制作した人もいれば、1,2回の人もいますので、進捗状況はまちまちです。

それでも埴輪工房では、着々と馬たちが誕生しています。左下は牛です。すでに完成しているのですが、次回、完成した牛さんをアップしたいと思います。お楽しみに。

この二つは何でしょう???お楽しみに。

2022年度の活動開始

長く厳しい冬が終わり、桜の季節も通り抜け、若葉の季節も絶好調の5月終わりに研修会と言う形で、今年度の活動を始動いたしました。

例年、考古館見学がメインでしたが、今回は館長の小松氏に講演をお願いし、井戸尻遺跡群についての知識を深めました。この富士見町には縄文時代前期から後期までの遺跡が点在しますが、それぞれの時代、それぞれの遺跡では特徴のある土器が出土しています。石器に関しては、矢じりのような狩猟に使うものは少なく、棒につけて土を耕す石斧や刈り取るために使う石の包丁のような石器が多く出土しています。そのことによって、ある程度の農耕生活があったのではないかと言う「縄文農耕論」が生まれました。縄文人の生活を想像するロマンが広がりました。

そして、6月に入り2週目の7日、8日から制作活動を開始しました。それぞれの場所を確保して、密にならないように配慮しながら、土器作りのスタートです。

ここは”埴輪職人”を目指す3人です。先生曰く、埴輪は粘土の輪積みの練習に最適だそうです。

手前はコップのような小さな鉢ですが、全面にきれいな区画文が入れられている精巧な土器、九兵衛尾根遺跡出土です。奥は下半分を欠いていますが、かわいい渦巻きが施文されている鉢、貉沢遺跡からの出土です。

神像土器のレプリカ。奥には内円外方形浅鉢。神像土器を作るのはかなりのエネルギーを必要とします。昨年、この神像土器を作る動画がYoutubeで配信されています。神像筒形土器つくり・井戸尻応援団 – YouTube 制作開始から野焼きでの完成までを追ったきれいな動画です。ぜひ、ご覧ください。

今年も、よろしくお願いします。

2021年 ほのおの会の活動が始動しました

ご無沙汰しました。ほのおの会の活動ブログです。

昨年1年間はコロナの影響下、会員の総意で1年間休会にするという決定を断腸の思い(オーバーかな)でいたしました。

その反動か、始動時からやる気満々のエネルギーを感じましたが、皆さん、1年大人になったというか一つ年を取ったというか、身体と相談しながら「ボチボチ」ね、と言う配慮も感じられています。

のんびり、楽しく活動していけたらいいですね。そんな雰囲気をお伝えできるブログを目指します。

それなのに(?)すでに、何と!先週と今週の4日間で完成した土偶!!!

このコロナ禍に「モクモク」は大切。私のように、久しぶりだから皆さんと「ペチャペチャ」とかはだめですね。来週からは集中して、「ボチボチモクモク」を心がけます。

秋の訪れとともに

6月から制作活動に励んできたほのおの会のメンバーも、考古館からお借りした土器をつくり上げて9月に入り、ちょっと使えるオリジナル作品作りを楽しんでいます。

イノシシは来年の干支です。毎年、作りためて十二支が勢ぞろいしている仲間もいます。イノシシの表情もかわいいです。

縄文風人面が付いた水盤。中に亀の花立を付けてちょっと一工夫。

お皿全体がイノシシになっています。尻尾もついて楽しいです。

埴輪の家。中に植木鉢を入れて、植物が窓や屋根の上からのびのびと成長してけるようになってます。そうなったときが楽しみですね。

9月になって新しくお仲間になった方の作品。2日来て、それぞれの日に一つずつ完成させました。埴輪で輪積みを練習して、土器を作りました。この形の土器は実際にありますが、模様の縄文はオリジナルで入れています。プランターカバーにするそうです。

もちろん、いまだに土器の模様入れに四苦八苦している者もいますが‥‥。

そんなこんなで、いよいよ9日には制作の集大成、野焼きです。天気になあれ。

視線の先に‥‥

土器や埴輪などを制作中のみんなの顔、素晴らしいなといつも思います。カメラで一瞬を写し出してみると、まなざしの先にあるものを真剣にとらえようとしている。そんな瞬間が自分にもあることが誇らしく思えることがあるのです。

おまけ:細かい仕事パート2

もう一つ作ってみた、透かし彫り。どうも、うまくは‥‥??

孤独 仲間 連帯感 ほのおの会

今年のほのおの会も、活動開始から1か月が過ぎ、そろそろ、作品ができている仲間もいます。普段、作品を作って行く過程は孤独です。土器と向き合って形を読み取り、模様を読み取りつつ仕上げていきます。誰も手伝ってはくれません(先生は別です。先生の魔法の手はしばしば、我々を助けてくれますが)

でも、それだけでは行き詰ってしまいます。そこで、仲間との語らい、それが気分転換になっています。土器の事、時事解説、町の事、自分の事などなど。

土器については「ここはどうする?どうやった?」とか、「いいじゃない、良くなった」とか、「ここから見るとちょっと右が‥」とか、「この土器すごいね」とかいろいろな話題で盛り上がります。

仲間たちがいるから、貴重な至福の時が生まれます。

富士見町文化祭

例年、文化の日前後に富士見町で開催される文化祭にほのおの会のメンバーが作品を出品しました。今年の総決算です。

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今まで、作成過程で見かけていた作品たちが文化祭の舞台で誇らしげに並んでいます。

富士見町にはもう一つ、「土器づくりの会」という、年に一度、土器を作る会があります。井戸尻考古館で開催される「縄文王国収穫祭」の時に野焼きを行います。その方たちの作品です。

%e5%9c%9f%e5%99%a8%e3%81%a4%e3%81%8f%e3%82%8a%e3%81%ae%e4%bc%9a土器を作るという趣味をもてる町、富士見、野焼きを楽しむことのできる町、富士見、今年もほのおの会で思う存分に富士見町を楽しみました。寒い季節は、ゆとりろも閉鎖されるので、来年の5月以降まで制作活動はお休みですが、研修旅行に出かけてみたいという話もしていますので、そんな時は、また、お知らせします。

来年は何を作ろうか、寒い冬にじっくり考えたいと思っています。

おまけ

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すべては、この土から始まります。この土に、川砂を混ぜた粘土が命です。

 

 

 

 

野焼き 2016 

11日は曇り空でしたが、雨の心配はなく強い日差しもなく野焼き日和でした。6月から作ってきた作品の最後の仕上げです。どうか、壊れないで焼きあがりますように。

それでは、順を追って、野焼きの様子をご案内します。

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この広々としたところは井戸尻公園の一角で、来週の日曜日には、収穫祭が開かれます。今年は作品が多いので2か所に分けて焼くことになりました。たき火の回りに作品を並べて遠火で温めていきます。

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たき火で作った熾きを広げてその上に作品を並べます。土器類と埴輪などの比較的丈の高いものとに分けて焼きます。神像土器も埴輪群の仲間に入って焼かれます。

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作品の間に細い材木を入れていき、黒くなってくるまでいぶします。作品が煤で黒くなったら、一気に材木を作品の回りや間に積んでいき、炎で完全に包まれるようにします。この作業がたいへんです。風の様子を見ながら火にあおられないように気を付けて材木を入れていきますが、時々、髪の毛がチリチリになったりします。注意のいる作業です。

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火がすごい勢いで燃え上がり、作品全部を包み込みます。そして、この火が収まると中から焼きあがった作品が顔を見せる、わくわく感一杯の時です。

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焼きあがった作品の記念撮影。大自然をバックに、縄文人も同じように自然のなかで土器を作り、こんなロケーションの中で土器を焼いていたのかな、などと5000年前に思いを馳せる至福の時でした。どの作品も壊れることなく焼き上がり、先生や一緒に野焼きをした仲間に感謝です。

因みに、2014年の野焼きの様子をYouTubeにアップしたものがあります。ご覧ください。